「ネオンサインの値段って、どれくらい?」——調べても具体的な金額がなかなか出てこない。そう感じたことはありませんか。
今回ご紹介するデザイン案7点(すべて屋内用)は、2万円台から6万円台までの範囲に収まりました。ただし「大きいから高い」という単純な話ではありません。
結論から申し上げると、ネオンサインの値段は「チューブの総延長(材料の長さ)」と「制作の難易度」の掛け算で決まります。実際に、材料の長さがまったく同じなのに2万円以上違うデザイン案もあります。
この記事では、その実例を並べながら、価格が決まる仕組みをご説明します。
ネオンサインの値段は何で決まる?
お見積りを左右するのは、大きく2つの要素です。
① チューブの総延長(材料の長さ)
光る線が全部で何メートルになるか。材料費そのものに加えて、曲げる作業量もここで決まります。デザインの「面積」ではなく「線の長さ」で計算するのがポイントです。
② 制作の難易度(手間)
同じ長さでも、作りやすい形と作りにくい形があります。難易度を上げるのは主に次の4つです。
- 曲線の半径が小さい(急なカーブほど難しい)
- 折れる角の数が多い
- 線が途切れる箇所が多い(一画ごとに始点・終点の処理が必要)
- ディテールが小さい(小さいほど高い精度が求められる)
ここに背板の仕様や屋外対応などのオプションが加わって、最終的な金額になります。
つまり——長さ × 手間。この掛け算がネオンサインの値段です。
なお実際のお見積りには、背板(アクリル板)のサイズも含まれます。ただし全体金額の10%以下に収まることがほとんどで、金額を大きく左右するのはやはり上の2つです。
言葉だけではイメージしづらいので、ここからは実際のデザイン案で見ていきます。
【比較①】サイズを2倍にすると、値段も2倍?
まずは分かりやすい「サイズ」から。同じイラストデザインを、500×500mmと1000×1000mmの2パターンでお見積りしました。
材料 約5m / 2万円台後半
材料 約10m / 4万円台後半
タテヨコを2倍にすると面積は4倍になります。ところが材料の長さは2倍。そして価格は約1.8倍にとどまりました。
面積が4倍でも価格が4倍にならないのは、ネオンサインが「面」ではなく「線」でできているからです。さらにデザイン費や電源まわりの費用は大きさが変わってもあまり動かないため、サイズが大きいほど1mあたりの単価は下がります(この2案では約10%強ダウン)。
「予算の都合で小さくしようか」と悩まれる方が多いのですが、実は思ったほど安くなりません。設置スペースに余裕があるなら、少し大きめに作るほうが費用対効果は高くなります。
サイズでお悩みでしたら、お見積り・ご相談(無料)からお気軽にどうぞ。設置場所のお写真をお送りいただければ、最適なサイズをご提案します。
【比較②】材料の長さが同じなのに、なぜ値段が違う?
ここからが本題です。次の2案は、材料の長さがどちらも約5mで同じです。
材料 約5m / 2万円台後半
材料 約5m / 5万円台前半
同じ長さのチューブを使っているのに約1.9倍、2万円以上の差。この差を生んでいるのが「制作の難易度」です。
先ほどのイラスト案は、線がなめらかに長くつながっています。カーブがゆるやかで一筆書きに近い形。長さはありますが、加工そのものは比較的スムーズに進みます。
一方の文字案は、アルファベットをアウトライン(袋文字)にしたデザインです。一文字ずつ輪郭をなぞる必要があり、セリフ(文字端の飾り)の部分では急な折れが連続します。さらに文字と文字の間で線が途切れるため、そのたびに始点・終点の処理が入ります。
つまり、同じ1メートルでも「かかる手間」がまったく違うのです。
「文字だから安い」「イラストだから高い」と一概に言えないのは、このためです。
【比較③】大きいほうが安くなることもある
もうひとつ、意外に思われるかもしれない例をご紹介します。
材料 約8m / 6万円台前半
材料 約10m / 4万円台後半
面積が2倍大きく、材料も長いイラストのほうが、かえって1万円以上安いという結果になりました。
文字案は日本語とアルファベットの2行構成で、画数が多く線の途切れる箇所も多いデザインです。対してイラスト案は、大きくてもカーブがなめらか。ここでも「長さ × 手間」の掛け算が働いています。
サイズだけを見て値段を推測することはできない——これがネオンサインのお見積りの実際です。だからこそ、デザインが固まっていない段階でも、イメージさえあれば具体的な金額をお出しできます。
サイズ・デザイン別 参考価格一覧
今回作成したデザイン案7点の参考価格をまとめました。
| デザイン | サイズ | 材料の長さ | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| 文字 | 500×250mm | 約2m | 2万円台前半 |
| 文字 | 500×500mm | 約3.5m | 3万円台半ば |
| イラスト | 500×500mm | 約5m | 2万円台後半 |
| 文字 | 1000×500mm | 約3.5m | 3万円台前半 |
| 文字(2行) | 1000×500mm | 約8m | 6万円台前半 |
| アウトライン文字 | 1000×250mm | 約5m | 5万円台前半 |
| イラスト | 1000×1000mm | 約10m | 4万円台後半 |
同じ1000×500mmでも、文字数とデザインの複雑さによって2倍近くまで変わることが分かります。
そして表の上から2行目と3行目、どちらも500×500mmの案もご覧ください。イラストのほうが材料は1.5倍近く長いのに、金額は文字のほうが高い。「イラストは高い」というイメージが必ずしも当てはまらないことが、ここにも表れています。
※ 上記はモデルケースの参考価格であり、すべて屋内用が前提です。
※ 表示は税別で、別途消費税10%が加算されます。電源装置・梱包費を含み、送料は別途です。
※ 実際のデザイン・仕様により変動しますので、正確な金額はお見積りにてご案内します。(2026年8月時点)
表に出てこない、その他のお見積り要素
- 屋外仕様(防水加工) — 上の参考価格はすべて屋内用です。屋外に設置する場合は防水加工が追加となり、別途お見積りになります
- 追加加工・付属品 — スタンドの追加、アクリルボックス加工など、加わる部分があればその分金額が上がります
- 電源・調光器・リモコン — 明るさ調整や点滅などのオプション。色を自由に変えられるフルカラーネオンにする場合も、こちらに含まれます
- 納期 — お急ぎの場合は特急対応も可能です(別途加算となる場合があります)
お見積りは、誰が出しても同じ金額です
ネオンサインはオーダーメイド品です。そのため「定価がないから、結局は言い値なのでは?」という不安をお持ちの方もいらっしゃいます。
TABBNEONでは自社開発した見積プログラムで金額を算出しています。チューブの総延長、制作の難易度、背板のサイズ、仕様——この記事でご説明した要素を入力すると、決まった計算式が金額を出す仕組みです。
担当者の勘やその場の判断で金額が決まることはありません。同じ条件であれば、誰がお見積りしても同じ金額になります。
この記事に載せた参考価格も、すべて同じ方法で算出したものです。他社さんと相見積りを取られる場合も、比較しやすいかと思います。
予算内で満足度を上げる3つのコツ
1. 文字は「少なく、大きく」
文字数を詰め込むほど一文字が小さくなり、高い精度が求められて難易度が上がります。伝えたい言葉を絞って大きく作るほうが、遠くからの視認性も上がり、費用対効果も高くなります。
2. 細かい装飾より、なめらかな線
比較②で見たとおり、長さよりも「手間」が金額を押し上げます。装飾を減らしてなめらかな線でまとめれば、サイズを保ったままコストを抑えられます。
3. 必要のない仕様は外す
屋内設置なら防水加工は不要です。使わない機能を外すだけで、その分をサイズやデザインに回せます。
まとめ|ネオンサインの値段は「長さ × 手間」で決まる
- 価格を決めるのはチューブの総延長と制作の難易度の2つ
- サイズを大きくしても価格はその分だけ上がらない(今回の案では面積4倍で価格は約1.8倍)
- 材料の長さが同じでも、難易度によって金額は変わる(今回の案では約1.9倍)
- だからサイズだけでは価格を推測できない
※ 上記の「約1.8倍」「約1.9倍」は、あくまで今回ご紹介した案での結果です。デザインが変われば倍率も変わります。
言い換えれば、明確な基準さえあれば金額は正確に算出できるということでもあります。
TABBNEONは東京の自社工場でデザインから製作・納品まで一貫して行い、お見積りは自社開発のプログラムで同じ基準に沿って算出しています。デザインデータをお送りいただければ、最短で正確な金額をご案内できます。データがない場合は、手描きのラフやスマートフォンで撮ったお写真でも大丈夫です。デザインのご提案からのご依頼も承っています。
▶ LINEでご相談:デザインデータがあれば最短で正確にお見積りできます。
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